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はりきゅう誠心堂接骨院です。

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〒420-0071 静岡県静岡市葵区一番町39-3

東洋医学について

東洋医学の考え方、鍼灸の役割

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人間は自然界のなかで生活しており、たえず自然環境の変化の影響をうけています。また、体内の臓腑や組織、器官は血液、津液(水分)、気(経絡)などにより互いに連絡しあい、人体は有機的な統一体であると考えられています。東洋医学では、季節や気象、環境の影響を考慮しながら、局所の病変が引き起こした全身の病理的反応に着目し、局所と全体とを関連させて施術処置を決定しています。鍼灸の役割は、各臓腑を連絡している経絡にあるツボを刺激をすることで、血液やリンパ、さらには気の巡りに影響を与えます。それにより、循環が改善し、自己回復力や免疫力が高まり、身体を健康へ導くと考えられています。







東洋医学でいう五つの臓器について

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1.       肝 
疏泄(そせつ)を主る
疏は疏通のこと、泄は発散、昇発のこと。①気を体内へスムーズに流す役目と、多くなりすぎた気血を発散放出する、②摂取した食べ物をエネルギーに変えて全身に行き渡らせる役目を助ける、③胆汁を分泌する、④情志の調節をする

蔵血を主る
血液を貯蔵し,血液を調節する。肝臓は全身を巡ってきた血液を一旦貯蔵し、適量を心臓に渡して全身に巡らせる。貯蔵しすぎると肝鬱や血瘀で気分のイライラや喉が詰まった感じがでる。貯蔵できないと肝血不足になり、手足のしびれ感や疲労しやすくクヨクヨしがちな状態になる。

2.       心 

血脈を主る
血管および心臓も含めて、体内の血液輸送の働きを担っている。

神志を主る
神は精神の神の部分で、生命活動の現れを指している。健康な状態であれば、眼光や言語の応答がハッキリしていて、体の姿勢もシャキッとしている。

3.      

運化を主る
運化とは水穀(飲食物)を精微(栄養素)と化し、全身に輸布する生理機能のことである。①水穀(飲食物)は胃と小腸で分解され精微(栄養素)として運化 ②吸収された精微の含まれる余った水分は肺と腎の気化作用により汗および尿となり体外に排泄される。

昇清を主る
水穀の精微などの栄養物資を心・肺・頭・顔面部へ上らせ、心肺で気血を化生し、栄養を全身に行き渡らせる。脾は気を上昇される機能がある。

統血を主る
脾気の血に対する固摂作用により、血が脈外に溢れ出るのを防ぎ、血が経脈中を循行するように導く。失調すると、血便・血尿・不正性器出血を引き起こす。

4.      

気を主り、呼吸を主る
肺から吸入される清気と脾胃が運化する水穀の精微とが結合することによって宗気が生成される。呼吸による体内外の気体交換により、自然界の清気を吸入し、体内の濁気を呼出している。

宣発と粛降を主る
宣発作用は、
①肺の気化作用を通じて体内の濁気を排出する
②脾により転輸される津液と水穀の精微を全身に輸送し、皮毛に到達させる
③衛気を宣発し、腠理の開閉により発汗を調節する。
粛降作用は、
①自然界の清気を吸入する
②肺は臓器のなかでは最も高い部位にあり、華蓋の臓といわれている。自らが吸入した清気、日から肺に転輸された津液、水穀の精微を下に輸送する作用がある
③異物を取り除き、肺の清潔な状態を保持する
宣発と粛降は相互に依存し合っており、また相互に制御しあっている。

通調水道の作用

百脈をあつめ、治節を主る

5.      

蔵精を主り、生長・発育・生殖を主る
両親から受け継いだ先天の精気と、飲食物から取り入れた後天の精気を貯蔵する。精気は成長・発育・生殖の発達にかかわる。その腎中の精気は生命活動のもとであり、腎陰と腎陽は各臓の陰陽の根本である。腎陰は人体における陰液のの根源であり、あらゆる臓腑・組織を潤し、滋養する作用を有している。腎陽は人体における陽気の根源であり、臓腑・組織を温め生化する作用がある。腎陰は命門の水、腎陽は命門の火。

水を主る
体内での水液の貯留・分布・排泄を調節する作用は主に腎の気化作用が行っている

納気を主る
吸気は腎に下り摂納される。それにより肺への空気の出入りが円滑となる

不眠について

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不眠の症状として、寝付きが悪い、すぐに目が覚める、重度の不眠では夜通し眠れないという症状があります。その原因は様々で、心配性の人が考えするぎることによって不安感が残存し不眠を起こす場合、運動のし過ぎや肉体労働など疲労困憊になっている場合、食事の不摂生により胃腸を荒らしている場合、ストレスが溜まってイライラもしくはクヨクヨでしている場合などが挙げられます。不眠への施術は、それぞれの原因に合わせて鍼灸をし、不眠の特効ツボ「失眠」へお灸をします。














妊活の鍼灸について

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 結婚して3年以上避妊していないのに妊娠しなかったり、また一度は妊娠した経験はあるが、それ以降数年間避妊をしていないのに妊娠しないことを不妊と言います。
 ストレスや過労によって妊娠する余力がなくなっている女性の身体を、鍼灸で身体全体の状態を整え、健康になる方向に導き、妊娠するための余力を取り戻すことを目指します。また、特定のツボの働きを利用して、子宮内膜の状態や卵巣機能へ影響を与え、体外受精の採卵や移植に備える鍼灸施術もあります。



妊活で使う経穴についての解説

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女性の疾患ならだいたい三陰交。生理不順、PMS、妊活などなど。漏谷はオシッコの出が悪い時などに使います。










妊活で使う経穴2

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上記の三陰交が女性向けとなると、今回の地機は男性不妊向け。陰陵泉は男女どちらにも。男性側も不妊の原因の50パーセントと言われていますので、当院ではご夫婦での受診をお勧めしています。








妊活で使う経穴3

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子宮内膜へ影響を与えるツボとして中りょう(ちゅうりょう)を使用します。内膜の多層化や厚みの改善などが期待できるという研究発表もしれているツボです。このツボへの刺激の仕方は鍼灸手技の中でも独特の方法で行っております。








妊活で使う経穴4

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肝経のツボ、中封(ちゅうほう)と太衝(たいしょう)です。東洋医学では肝臓はイライラやクヨクヨなど精神的な症状が現れる臓器として考えられており、その調整をするときに有効なツボとしてこの2つを使用しています。
ツボの場所も足部ということもあり、患者さんの体の露出が少なく施術できるので、鍼灸施術に抵抗のある方も安心して受けられると思います。








妊活で使う経穴5

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胃経のツボですが、妊活にも使います。胃腸の働きが良いかどうかは、総合的に体調を整えるためには大切な鍼灸ポイントになります。口から取り入れた栄養が消化吸収され、それが全身に運ばれるという、体を元気にする基本的な機能を助ける足三里(あしさんり)と上巨虚(じょうこきょ)です。







東洋医学で見る健康状態について

 東洋医学の考え方には「気(き)・ 血(けつ)・ 津液(しんえき)」という考えがあります。この三つが過不足ない状態で体をめぐることにより、様々な環境の変化に対して,体の内部状態を一定に保って生命(恒常性)を維持していると考えられています。

気虚タイプについて

「気虚(ききょ)」とは、「気」が不足している状態をいいます。
「気」は主に生命活動にとって大事なエネルギー的なものと解釈できます。
「気」が不足すると、息切れしたり、疲れやすかったり、精神的にも疲れたり、話すのが面倒になったり、などの症状が現れます。
また、睡眠不足や過度の労働や運動でも「気」を消耗し、これが続くと、「気」の回復が追いつかず、気の不足状態(気虚)になってしまいます。

◎生活アドバイス
1)休息を充分にとる。
日中あまり頑張りすぎないよう、休息時間をこまめにとるようにしましょう。

2)睡眠を充分にとる。
睡眠時間はたっぷりとることが大切です。
10分でも時間を見つけて昼寝ができれば理想的です。

3)無理をしない程度の運動をこころがける。
ゆっくりとした動作のウォーキングやヨガなどの軽い運動をオススメします。
疲れを感じない運動量や時間から始めて、慣れてきたら徐々に量や時間を増やすといいでしょう。

気滞タイプについて

「気」は主に生命活動にとって大事なエネルギー的なものと解釈できます。「気」の流れがスムーズでないものを「気滞(きたい)」といい、エネルギーが停滞してしまっていると考えられています。「気滞」になる原因は色々ありますが、一番多いのは精神的ストレスによるものです。責任感が強い、精神的に繊細、考え込んでしまう、ストレスの発散が苦手、悩みを一人で抱え込んでしまう、几帳面で完ぺき主義、と言ったタイプの人に多く見られます。

◎生活アドバイス
1)気ままにのんびり暮らす
週末にまとめてリラックスタイムをとることもいいのですが、毎日のスケジュールに「自分の時間」を加えると効果的です。体を動かしたり、歌を歌ったり、おしゃべりを楽しむなど、発散してストレス解消できる方法も見つけておくとよいでしょう。

2)呼吸を意識した運動
ストレス解消にも、気のめぐりをよくするためにも役立つのが、ヨガや太極拳など、深い呼吸を取り入れたエクササイズです。ただし、苦しくなるほどの深い呼吸は妊婦の場合、お腹の張る原因になってしまうことがあるので、吸気・呼気ともに無理の無い呼吸法にしてください。

血虚タイプについて

「血(けつ)」が少ない状態を「血(けっ)虚(きょ)」と言います。血が少ないとは言っても、西洋医学の貧血とは少し意味が違います。「血虚」は、貧血の状態も含みますが、血液の濃度は正常でも血液の全体量が少ない状態と東洋医学では考えられています。偏食がちだったり、食生活が単調になりやすい人は、血のもととなる栄養がとれず、血が不足しやすいといわれています。

◎生活アドバイス
1)夜更かしを避ける
夜更かしをすると、それだけで血が消耗されて、ますます血の不足が進んでしまう悪循環に繋がることもあります。

2)就寝前のパソコン作業はほどほどに
就寝前のパソコン作業や、書類を作るなどの頭を使う作業は「血」を消耗すると考えられています。このタイプはちょっとしたきっかけで不眠になりがちです。就寝前の1〜2時間は、できるだけリラックスした時間を過ごすようにしましょう。

3)全身をほぐすような運動
「血虚」タイプの人は、筋肉が弱く運動が苦手だという人が多い傾向があります。体を動かすのならば、全身をほぐすヨガやストレッチ、水泳などがオススメです。翌日に疲れが残らない程度の運動量を心がけて下さい。

血瘀タイプについて

「血(けつ)」はサラサラで、体の隅々まで巡っている状態が理想的ですが、何らかの原因でその粘度が高くなり、停滞してくると体の各組織に栄養分を届けることができなくなって各臓器のはたらきも弱まります。このように血の流れが滞っている状態を「血瘀」と言います。

◎生活アドバイス
1)ストレスを回避
ストレスによって気の巡りが悪くなると、血も滞ります。苦手な人には近寄らないなど、できるだけストレスを回避するように気をつけましょう。

2)冷えを回避
「血」は冷えると固まる性質を持っていますので、体を冷やさないことも重要です。下半身の冷えが気になる人は、骨盤の血行をよくするウォーキングがおすすめです。

3)適度な運動をこころがける
血行をよくするための適度な運動を心がけましょう。じんわり汗をかくくらいがちょうどよいでしょう。
顔色が悪く頭痛や肩こりが気になる人は、手の上げ下げする運動をしたり、上体を左右に倒すストレッチしたり、上半身の血行をよくするような運動をするといいでしょう。

津液不足タイプについて

「津(しん)液(えき)」とは血液以外の体内に必要な体液のことで、これが不足すると。主に身体の乾燥が見られ、皮膚が乾燥して痒くなったり、絶えず水分補給が必要だったり、尿量の減少、便秘などの傾向がみられます。

◎生活アドバイス
1)夜更かしを避ける
津液は夜に補われるものですので、夜更かしは控えましょう。

2)こまめな水分補給
「津液不足」タイプの人は身体の熱を抑えることができないため、汗(寝汗など)をかきやすくなり身体の水分が不足しがちです。意識をして水分摂取をこまめにおこないましょう。

3)激しい運動は避ける
関節の水分が不足して痛むことがあるため、激しい運動は避けたほうが無難です。

津液停滞タイプについて

「津(しん)液(えき)」とは血液以外の体内に必要な体液のことで、「津(しん)液(えき)停滞(ていたい)」の原因はさまざまです。そのなかでもっとも多いのは、胃腸を酷使するような食生活を続けているために、食べたり飲んだりしたものがうまく消化・吸収・排泄できず、余分な水分が体の中にたまってしまった状態です。その余分な水分により、むくみ、下半身が重い、肥満または水太り、肩凝り、頭重感、体が重く、だるい、吐き気、めまいなどがあらわれることがあります。

◎生活アドバイス
1)食事は腹八分目を心がける
食べ過ぎると、多くの糖分や塩分を摂取してしまうことになり、結果として余分な水分を蓄えしまいます。

2)水分の取りすぎに注意
津液停滞タイプの人は、湿度の高い梅雨時や夏、低気圧が近づいてきたときなどに体調を崩しやすい傾向があります。水分のとりすぎはそれだけで津液停滞の原因になるので、しょっぱいものは控えて、のどの渇きを予防するようにしましょう。

3)呼吸を意識した運動
余分な水分の発散に役立つのが、ヨガや太極拳など、深い呼吸を取り入れたエクササイズです。ただし、苦しくなるほどの深い呼吸は妊婦の場合、お腹の張る原因になってしまうことがあるので、吸気・呼気ともに無理の無い呼吸法にしてください。


東洋医学の情報は順次追加予定

以下は順次追加予定です

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